アルゼンチン暮らしIROIRO

アルゼンチン在住ライターの日々の想いイロイロ

ムスメ8歳 ~ラテンアメリカ的誕生会のご報告~

ムスメの誕生日からすでに4ヶ月も経っておりますが、ムスメ7歳半の記録を残さないまま今日まで来てしまった猛反省から、8歳の記録はきちんと残して置こうと思います。毎年ムスメの成長記録はものすごく長くなるので、今回は短めにテーマごとで区切ろうかと。

成長記録の前に、まずはお誕生会のご報告から。今年の1月の誕生日当日は日本にいたので、じいじとばあばと姉夫婦とともに祝い、お友達を招待してのお誕生会はロサリオに戻って来てから2月末にしました。

f:id:Amanda816:20180510201211j:plain

前日に手作りしたケーキとアイシングクッキー。できるまでドキドキです。

今年もラテンアメリカ的誕生会で、テーマはムスメの希望通り女子限定の“スパ・パーティー“。こちらの国ではお誕生会をテーマに沿って祝うためのサービスが色々とあって、私もスパ・パーティーを専門にしている人に依頼することに。一番費用のかかる会場は、友人が経営する保育園を貸してくれました。

f:id:Amanda816:20180510201456j:plain

f:id:Amanda816:20180510201501j:plain

当日は2人のお姉さんが諸々の道具持参で来てくれて、あっという間にスパ・パーティー風の会場がセッティングされました。そしてお友達みんなでゲーム→スパ第1部→おやつタイム→スパ第2部→ご飯タイム→ピニャータ→解散、と言う流れでパーティーを仕切ってくれました。 

f:id:Amanda816:20180510201008j:plain

 

f:id:Amanda816:20180510201016j:plain

f:id:Amanda816:20180510201023j:plain

f:id:Amanda816:20180510201025j:plain

こんなに可愛い女子の世界を演出されちゃうと、さすがに盛り上がります。

私たち親が用意したのは①ケーキとクッキー(ワタクシの手作り)、②子供達のおやつ(暑かったのでアイスとポテトチップスなどの定番スナック)、③子供達のご飯(ピザとサンドイッチ)、④来てくれたお友達へのお返しのプレゼント(ハンドタオルとお菓子類)、⑤ピニャータ(お菓子入り)、⑥大人用のビールで、大人用のおつまみは友人たちがそれぞれ持ち寄ってくれました。

ちなみにこれがスパ第1部の様子。きゅうりの分厚さに目を奪われます(!!)。ゴロゴロして嫌じゃないのかなぁ(笑)、と思ってしまいますが、本人たちは分厚いきゅうりを乗せられてご満悦。おかし〜!!その後でマニキュアを塗ってもらったり、お化粧やペイントしてもらったり。おませちゃん全開の8歳児はこんなことが好きなのでした。

f:id:Amanda816:20180510201831j:plain

f:id:Amanda816:20180510201920j:plain

こちらがスパ第2部。スパンコールで自分の仮面を作ったりという工作の時間もあり、作ったオリジナル仮面はお土産に持って帰ってもらいます。

f:id:Amanda816:20180510201903j:plain

f:id:Amanda816:20180510202655j:plain

f:id:Amanda816:20180510202702j:plain

f:id:Amanda816:20180510202710j:plain

さて、一通りスパが終わっていよいよピニャータの時間です。ピニャータについては既に何度か書いた記憶もありますが、遡るとイタリア語の「ピニャッタ」から来ているそうで、元は主人が使用人に日頃の感謝を込めて土鍋に果物や食べ物を詰めて贈った習慣だったとか。今ではメキシコをメインに、中南米で子供のお誕生日にお菓子などを詰めたハリボテの人形をみんなで棒で叩いて割り、落ちて来たお菓子を拾い集めるというイベントです。 

f:id:Amanda816:20180510202745j:plain

アルゼンチンでは小さな箱にお菓子を詰めて、お誕生日の子が紐で引っ張って蓋を開けてお菓子を落とすと言う、なんとも軟弱な“超なんちゃってピニャータ”が主流で、魂からメキシコ・ラブな私としては到底受け入れられるものではないため、ムスメのパパとお兄ちゃんのセドリックに頼んでハート形ピニャータを作ってもらいました。

 

バシバシ叩いて割れたピニャータからは、私が日本で買って来た珍しいお菓子がたくさん入っていたため、子供達は争奪戦に突入。こういう時、意外とムスメはいつもクールで、わずかなお菓子を手に持ってニコニコしながら見せに来ました。

 

お返しのソルプレサ(びっくり袋)は100均の刺繍入りハンドタオルと、うまい棒、コアラのマーチ、キティちゃんのチョコマシュマロ、サッポロポテトなどの小袋を詰めたもので、こちらも珍しいお菓子で喜んでもらえたよう。しかし、こんな駄菓子をスーツケースに詰めて地球を半周する自分が、なんだかものすごくおかしかったです。

f:id:Amanda816:20180510202803j:plain

それにしても、毎年バタバタの誕生会準備です。前日のクッキー&ケーキ作りも、きちんとでき上がるまでは結構緊張してストレスためましたが、友人にフォローしてもらったりして、今年もなんとか仕上げることができました。

f:id:Amanda816:20180510202808j:plain

 

こういうパーティーっぽい誕生会もあと1回ぐらいかな。10歳ぐらいになると、仲良しのお友達を招待してお泊まりっこ&映画館、みたいになっていくようです。お泊まりっこもそれはそれで大変そうですけどね(笑)。


ムスメの本当に嬉しそうな笑顔を見て、やって良かった、また来年も頑張ろうと心に決めた楽しい女子パーティーでした。