ベイビー到来？

ダーリンとセドリックとのノンビリ生活を綴っていこうと思っていたこのブログ。第２回目の内容がこれになるとは・・・。

実は数日前から体がだるく、高温期も２１日以上続いているし生理は来ないしで、もしや妊娠かと疑ってはいたのですが・・・夕べダーリンに妊娠の可能性を告げたところ、「待てない待てない、今日やって今日やってぇ～！」と妊娠検査薬でのチェックをせがまれまして。私的にはもうちょっと待った方が確実な結果が出るんじゃないかな～と思っていたのですが、ダーリンがあまりに情熱的に知りたがるので、遂に意を決して検査薬片手にトイレへ向かうことに。

検査薬の説明書を読んでみたところ、「結果が出るまで５分ほど待て」と書いてあったので、しっかり時計も準備して実施してみたところ、あれよあれよという間に試験紙の色が変わり、３０秒ほどであっけなく結果が・・・「陽性。妊娠しています。」・・・おおおおおぉぉぉ～！！

いや～びっくりしました。こんなにあっという間に結果が出るとは。なんかもっとこう、５分間ドキドキしながら待つものかと思っていたもので、ちょっと拍子抜けな感も否めませんでした。否、びっくりしたと言えばこの妊娠の方です。なぜなら、ダーリンと「子供欲しいね」と話し、排卵日などをしっかりチェックし始めたのは実は先月のこと。つまり、予期せぬ一発ビンゴ。

私の場合は高齢出産になりますが、同い年ぐらいの友人の中には不妊治療に通っている人も多かったので、私も妊娠するのは大変だろうとずっと思っていたんです。なのでこのあっという間の妊娠になんだかちょっと呆然。もちろん、とっても嬉しいのですが、ちょっとこれから色々と現実的なことを考えていかないとです。

たとえば私のビザのこと。実は私にはアルゼンチンの永住権はありません。ここで暮らし始めて既に１年２か月が経過していますが、未だツーリストビザの更新で滞在しています。それは、私もダーリンも“結婚”には全く興味なく、一生を共にする”恋人”でありたいと思っているからです。

そもそもアルゼンチンの場合はツーリストビザで６ヶ月まで滞在できますし、６ヶ月目に隣国ウルグアイへ日帰りで行けば更に６ヶ月間のツーリストビザ（正確には３ヵ月のビザを更新して６ヶ月まで延ばすことができる）が下りるシステムなので、長期滞在が比較的簡単です。この方法で３年間アルゼンチンに滞在していれば永住権申請の権利も発生しますし、私たちの場合は子供ができれば自動的にお母さんである私も永住権が取得できるとイミグレーションオフィスの人に言われていたので、３年待つか、赤ちゃんができるか、どっちが先かなとのんびり構えていました。

ということで、私の身分は現時点ではあくまでもツーリスト。それはいいとして、問題は保険がないこと。この国では結婚していないいわゆる”内縁の妻”であっても、ダーリンの社会保険に入ることは可能ですが、それには永住権が必要。なので、出産まで永住権のない私には、当然アルゼンチン国内で使える保険もないわけです。

分かってはいたことですが、改めて病院選びなどをしっかり考えないといけない現実に直面したわけです。アルゼンチンの公立病院は保険のない市民をアテンドしているので、私も恐らくそこにお世話になるのだと思います。プライベートクリニックの方が圧倒的にサービスや設備の質は高いですが、お値段も相当なものになってしまうので。

こうして改めて冷静に文章にしてみると、自分の人生が急展開しているのを感じてドキドキしてきました。ブログ２回目にして「アルゼンチン４人暮らし」にタイトル変更でしょうか！？