アルゼンチン暮らしIROIRO

アルゼンチン在住ライターの日々の想いイロイロ

板挟み

我が家の猫クンはあとちょっとで14歳

生後数カ月で出会った私との共同生活も、満14年となります。

途中、私の海外派遣に伴い、3年間ほど離れ離れの生活となったことがありますが、多くの友人たちに助けられ、何とか国境を跨いで合流&移動を繰り返し、数カ国での生活を経て、ここアルゼンチンまで共にたどり着くことができました。

その移動距離や相当なもの。中南米⇔日本間の出入国の手続きの複雑さ、それにまつわる苦労話したるや、涙なしには語れませんし、助けてくれた全ての関係者に深く感謝してやみません(特に一時期預かってくれたY絵、Sちゃん、T夫妻、そして運び屋を引き受けてくれたAちゅん、ありがとぉ~~!!)。

さて、私と猫クンの関係は、14年を過ぎた今も蜜月です

夜になれば私の布団にもぐりこみ、私の腕枕で寝る猫クン・・・。ところがそんな私たちの関係に、今大きな危機が訪れようとしています。そう、それは生まれてくるムスメちゃんとの共存

いえいえ、ムスメちゃんとの共存の前に、もう一つ別のステップがありました。

それがダーリンとの関係なのですが・・・実は私とダーリンは共に暮らし始めてから2年弱、諸々の事情からダブルベッドのない生活をしていました。元々「動物は動物らしく扱う」がモットーのダーリン。私と猫クンの関係を尊重し、可愛がってもくれていますが、共に寝るような習慣を疑問視する態度は一緒に暮らし始めた当初からありました。でもまあベッドも別だし文句は言わせないぜ、ということで、腕枕の習慣は今日まで続いていたのです。

ところが、ムスメちゃんを迎えるため家具を揃え出したことがきっかけとなり、遂に私達用のダブルベッドも購入することに!こうなると話はまた別です。アレルギー体質でもあるダーリン的には、猫が同じベッドに寝ているという事実だけでアレルギー症状が出てしまうほど。それでもここ数週間は我慢してくれていたのですが、今朝、遂に引導を渡されてしまいました・・・

「お願いだから何とかして」。

・・・確かに、今後ムスメちゃんが生まれてきたら、しばらくの間は私自身猫クンと距離を取る必要があります。猫クンを腕枕した手で夜中にムスメちゃんを抱いて授乳するわけにもいかないし・・・

と言うことで、今とっても頭を悩ませています

突然ベッドから追い出しても、猫クンは絶対に理解出来ずに戻ってきてしまうはず。部屋から閉め出した日には、一晩中でもドアをがりがりやるだろうし(ちなみに借家です)、一体どうしたものか。出産までの1ヶ月ちょっとの間に何とかいいアイデアをひねり出し、少しずつでも慣れさせないと後が大変そう・・・。

今の私は、ダーリンとムスメちゃんと猫クンへの愛情に、正に板挟みの状態。特に、猫と新生児の共存を経験した方たちは、一体どうやって切り抜けたのでしょう???