アルゼンチン暮らしIROIRO

アルゼンチン在住ライターの日々の想いイロイロ

ガラハム健診のご報告

10月1日月曜日、久しぶりにブエノスアイレスのガラハム病院へムスメの頭の健診に行って来ました。結果は今のところすべて問題なしとのことで、しばらくは何の手術も治療も必要ないそうです。やった[emoji:e-405]!!次回の健診は来年3月。これで安心して年を越せます(ってまだ10月だけど)。

ついでにR市の公立病院で受けた手の手術のあとも見てもらいましたが、こちらもすべて問題なし、と太鼓判を押されました。これがもう一つ、ほ~っとできた大きな理由。今回の手術の執刀医の中には、つい先日までガラハムのこのアペール対策チームで仕事をしていた医師もいたので、きっと大丈夫だろうとは思ってはいましたが、やはりものすごい経験値を持つガラハムきっての外科医にお墨付きをもらえると安心感が違います。

傷跡も術後2週間経ってようやく少し乾いた感じになってきました。術後1週間の傷は超生ものだったので、、、(汗)。ガラハムの医師たちからはもう抜糸しても問題なしと言われましたが、今週木曜日のR市での健診ではもう少し待ちましょうとのことで、今も尚、糸がびんびんに飛び出ている状態ではあります。

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最近とっても庭好きなムスメ。

いつも決まってこのalegria de hogar(”家庭の幸せ”)という名の花の前に私をひっぱって行くと、、、

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色違いのお花を二つ摘んで、と指し、そのお花にチュッとキスするのが毎朝の習慣になりました。

いや~、超ラブリーなムスメに母さんメロメロです。(親ばか)

最近とっても可笑しいのが、お客さんが来た時になど、ムスメに「おてて手術したんだもんねぇ~。○○ちゃんに見せてあげて~」と言うと、ものすご~く誇らしげに包帯のおててを高く上げて見せること。「両手手術したんだもんねぇ」と言うと、更にもう片方の手も上げて体をややくねらせ、自慢気に両手を見せてくれます。

あ~~~、なんて凄いんだろう、子供のキャパシティーって。あんなに痛い想いをして、今も毎日凄い状態の指を目にしているのに、なぜか200%ポジティブ。最近では、こんなに小さいうちから壮絶な経験をクリアしているムスメのことを、可哀想というよりも「偉大だ」と思うようになりました。この子は体を張って色んなことを教えてくれているなぁと、我が子ながら頭があがりません。

そして、先日足や口でピアノを弾いている写真を見てある友人がコメントしてくれた「子供って頭や心にボーダーがないんだね」という一言がとっても胸に響きました。本当にそうだ。「この子はこうだからきっとこれができない」、と勝手に想像して心配したり落胆してしまうのは大人の方なんだって。だからきっと、私がムスメを導いていくのではなく、ムスメに導かれていくことになるのかもしれないと、ふと頭のスイッチが切り替わりました。

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カラーもムスメのお気に入りの一つ。

このカラー、もう6株にも増えました。3つはもう充分大きくて、途切れることなく花を咲かせています[emoji:e-420]。

さて、今回のブエノス上京ではもう一つやらなければならないことがありました。それはムスメのメガネ探し・・・。実は先日ムスメの両目に乱視があることが分かり、メガネ着用を申し渡されまして、まあそれ自体も軽いショックではあったのですが、実際メガネを探し始めてみたらとんでもなく大変な問題があることが分かりました。

それはムスメの鼻の低さ。顔面中心部が相当陥没しているもので、鼻の付け根の方が両目の高さよりも低くなってしまうのです。眼科医からは柔らかいシリコンでできたメガネフレーム(頭の後ろでぎゅっとできるタイプ)を勧められましたが、いざ着用してみると鼻の位置が低過ぎてレンズが目にぶつかってしまうことが判明したのです

そこで、鼻の高さをかせぐためにメガネの裏側にシリコン製のブリッジを取り付けることを考えましたが、このブリッジが全然見つからず、今回のブエノス上京時に絶対に見つけてこようとダーリンと意気込んでいたのでした。ところが、結果は。アルゼンチン政府が推進している輸入規制の煽りを受けて、現在色々な輸入製品が欠乏している状態なのですが、このシリコン製ブリッジも輸入物であることからどこのお店でも品切れ状態でした。

そんなこんなで早朝から起こされて、病院のガーゼ交換で大泣きして、町中歩きまわって、ムスメは夕方の4時半ごろにはぐったり状態に。丸一日何も食べたがらないのもアヤシイと思っていたし、そもそも数日前からダーリンが酷い風邪を引いていて、これは絶対にうつされる・・・と予感してもいたのですが、帰りの車の中でばっちりやってくれちゃいました。私が抱っこしているところですべて嘔吐・・・。

いや~~~、もっとムスメが小さい時は本当にしょっちゅう吐く子だったので、必ず私用の着替えも持ち歩いていたのですが、今回は読みが甘かったです。この冬はほとんど吐かなかったし、ここ数日調子も良かったので油断していました。幸いムスメの洋服は無傷でしたが、その分、私は洋服の中も外もぐっしょり。こんな状態じゃ4時間も旅できない・・・。

と言うことで、高速に乗る前の車を急遽止めてもらって、ダーリンに何でもいいからTシャツ買ってきて~~~!!と指令を飛ばし、こんなみっともない服見たこともない!ってぐらいダサいTシャツ片手に走って戻ってきた彼に一応お礼を言って、車の中で着替えました。いや、それにしても、とっさに買ったとは言えあのTシャツのセンスはなかろうと、逆に感心してしまうぐらいのシロモノで大笑いでしたケド。

こうして帰宅した当日の夜1時、大泣きするムスメに起こされて熱を測ったところ39.3度・・・・・・・。これで更にもう1週間自宅療養が決定した次第です。

ムスメが体調を崩し始めたのが、例の子供牧場に言った翌日の8月29日。それから2週間風邪を引き続けたものの、なんとか手術に漕ぎ着けたのが9月18日。手術後は当然自宅療養だったし、もう1ヶ月以上もムスメと二人で自宅缶詰状態が続いていたところでまた風邪!・・・ふぅ~~~、今週からはリハビリだけでも再開させようと思っていたのですが、すべてお流れとなりました。ダーリンよ・・・もう少し体強くなっておくれよ・・・(いつもこの人がウイルスを持って帰ってくる)。

私はと言えば、全く自分の時間が取れなくなっただけでなく、手の使えないムスメとどうやって毎日過ごそうかと無い知恵を絞り続けてもうくたくた(苦笑)。始めかけていた仕事もすべて保留になってしまったし、やりたいことが沢山あるのに出来ないというストレスに何度も気持ちが参ってしまいそうになりましたが、まあ考え方を変えてみれば、ムスメとこれだけべったり蜜月の時を過ごすことももうそうそうないかもしれないし、貴重な時間を楽しまないともったいないかな~なんて。

それでも早朝3時半とかに起きて、ムスメのために作りました、一つだけ・・・って、これは次回にご報告しま~す!

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