はじめてワンピース - アルゼンチン暮らしIROIRO

今年8月の私の誕生日、前から欲しいと思っていたミシンをダーリンがプレゼントしてくれました。これでムスメに洋服を作ってあげられると、既に購入してあった本を引っ張りだしては嬉々としてデザインを選んでいましたが、ここでムスメが体調を壊してダウン。前回書いたとおり、1ヶ月以上にも渡る母子缶詰め状態に突入し、なかなか作業がはかどらずに来ました。でも、眠る時間を削ってでも何かしたいと思い、3時起き、4時起きを何度か繰り返してようやく出来上がりました！

じゃーん、はじめてワンピース[emoji:e-420]。

後ろボタンの花がらワンピ。

柄は薄いグレーの地にピンクと白の小花。黒い葉っぱがアクセントになっています。

裏地には私の好きな濃目のピンクを使ってみました。

でも出来上がりは・・・相当いい加減です[emoji:e-263]。もともと家庭科大嫌い人間だったワタクシ、それでも大健闘と自分を褒めてあげたく、自画自賛の嵐です。子供の時の家庭科以来初めて作った洋服なので、これで充分及第点！と大満足してますが、反省点は当然多く、同時に学んだこともものすご～く沢山ありました。やっぱり何枚も縫っていくことでどんどん分かっていくものなんだろうと思います。

今回はこちらの本を参考にさせてもらったのですが・・・

まいにち着る女の子服―パターンレーベルのこども服ネットで人気の型紙屋さんがおくる簡単&かわいい服づく (Heart Warming Life Series)
(2009/03/30)
片貝夕起

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こちらの本には原寸大の型紙もついていて本当に大助かりなのですが、サイズ選びでまず失敗しました。ムスメは今身長96、7センチ。なので100センチの型紙を選んだところ、長さが相当短いことが布を切った後に分かり大ショック。結局、オリジナルのデザインにはない下のフリルをつけることでなんとか調整しました。

更に、超痩せ型のムスメの肩幅はやっぱり相当狭くって、このスクエアカットだとちょうど肩がずり落ちてしまうことも、全て縫い終わり試着の段階で判明。これはさすがに調整できなかったので、次回への課題となりました。ムスメの右肩は骨が癒着しているためちょっと形も変わっていて、普段から服がずり落ちやすい。なので、夏用のキャミソールなどは後ろバッテンにするとかして工夫する必要がありそうです。

今回は縫い代なしの型紙を作り、縫い代部分は超適当にカットしたのですが、これも作業を困難にした原因の一つだと後から分かり、反省しました。次回は縫い代もきちんと計って型紙に入れようと思います。最終的にはこうした一見面倒な準備が、後の作業を簡単にしてくれるんですね。これはきっと全ての創作作業に言えることなのでしょう。

感想としては、ニッティングと違ってソーイングはもっと緻密な計算と準備と細かい作業が必要だということがよく分かりました。それが自分に向いているとは決して思いませんが（笑）、一度準備が整ってしまえば、縫い始めから仕上げまでニッティングとは比べ物にならないぐらい早くできると言うのは大きな魅力です。ただし、ニッティングがどこへでも持ち運べて細切れの時間を上手に使えるのに対し、ソーイングは時間と場所をしっかり確保してあげないといけないので、少々厄介でもあります。

いずれにせよ、体型のちょっと特殊なムスメのためにソーイングは絶対にやりたいことの一つだったので、最初の一歩を踏み出せたことにとても満足しています。そしてもっと嬉しかったのは、ムスメが予想以上に喜んでくれたこと。

ムスメが洋服の好みを主張するようになり始めたのは2歳を過ぎた頃から。靴下一つ履かせるのにも「説得」が必要になりました（笑）。「わ～可愛い、この靴下、赤いハートがついてるよ～、ステキ～」とか何とか言わないと履いてくれない靴下とかありまして。そんなムスメが、このワンピースを見た時に見せてくれた嬉しそうな笑顔は最高でした。

「着てみる？」と聞くとぶんぶんと首を縦に振って答え、いざ着用させてみたところ、手でスカートをひらひらさせたり、体をくねくねしたり、鏡が見たいとクローゼットを開けに行き、そこでひとしきりポーズをとってご満悦でした。「写真撮ろっか？」聞くと、これまた首ぶんぶんでＹＥＳと意思表示。自ら率先してお庭に出て行き、ポーズを決めてくれたのでした[emoji:e-266]。