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我が家のビリー・エリオット 中間発表会

先日、我が家のビリー・エリオット君のバレエの中間発表会がありました。場所は、R市で最も権威ある劇場と言われる、いつものTeatro circulo。

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歴史ある劇場らしく、細部も美しいです。こんな舞台に立てる子供達は幸せだな。

いつものようにピカ(セドリックのママ)が桟敷に席を取ってくれたので、ダーリンとムスメ、姑と夜9時半ごろに出かけ、劇場でピカと落ち合って5人で席に着きました。

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写真右に映っているのがピカ。いつも可愛がってもらっているので、ムスメもすっかり懐いてます。

年末に開かれる一番大切な発表会とは異なり、今年の6月発表会は練習風景を見てもらうという内容で、生徒さんたちも衣装ではなく普段の練習着のまま舞台に登場。最初はバーを使って、その後はステップの練習などを披露してくれました。いわゆる「作品」ではありませんが、彼らの日常の様子が見れて、かつてバレエに憧れた少女だったワタクシ(とても昔ですけど)にとっては、いつも以上にわくわくする経験でした。

その舞台で、紅一点ならぬ白一点だったのが我が家のお兄ちゃん。毎度のこととは言え、セドリックのこの勇姿を見るたびに目頭が熱くなります。しかも今年は彼の取るポーズがとても美しく、凄い成長を感じました。手先までが綺麗に見える!しかも、周囲の少女達以上にしなやかで華奢な体してるかも??彼が私の人生の一部となって早5年半。あぁ、「もう小さい男の子じゃないんだなぁ・・・」としみじみ。

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ポーズがとっても綺麗に決まって、彼の成長を感じた瞬間。頑張ってるな~。

そしてこの3度目の発表会で一番大きな変化と言えば、ムスメがお兄ちゃん登場まで眠らずにいられたことでした。やった!!これまでの2回は、セドリック登場時にはいつも眠くてぐずぐず状態。私が途中で席を立ち、先に家につれて帰らなければならず、お兄ちゃんの踊る姿をしっかり見られたことってなかったんです。

でも今回はお兄ちゃんが出てくる前も、ステージ上の少女達の手の動きを真似て踊ってみたりと楽しく過ごし、セドリックが登場した時には「アイエッタ!!(あそこにいるよ!)」と指をさして桟敷から落っこちちゃうんじゃないかってほど大興奮!そんな子供達二人の姿を眺めて、じぃ~んと感無量の親二人だったのでした。

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舞台上の小さい小さいセドリックの姿をしかり見つけたムスメ。お兄ちゃん、大好きだもんね。

日本では片親の違う兄妹がこうして仲良く共に育つことは一般的ではないようですが、それはとても残念なことだと思います。だって血をわけた兄妹がなのに・・。我が家に関して言えば特に、私とダーリンがもう二人目を持つことができない今、セドリックがいてくれて本当に良かったと心からありがたく思います。ムスメとは基本的に週末しか一緒に過ごしていませんが、それでも兄妹の絆は着実に強く育っているのがはっきりと分かり、見ていて微笑ましいです。

最近では二人でパソコンやタブレットを取り合って喧嘩するようにもなりました(私の世代だとチャンネル争い。笑)。それはムスメがしっかり育っている証であると同時に、そんなムスメにちょっかいを出して、でも最後にはちゃんとムスメに譲ってあげられるぐらいお兄ちゃんも大きくなったということでもあります。ああ、子供達の成長が眩しい!それに反して私は果して成長しているんだろうか・・・と痛い自問も沸いてきます・・・。

結局、この日の舞台もムスメは最後まで見ることはできず、夜9時半ごろには先に帰宅しましたが、我が家のビリー・エリオット君の晴れ姿はがっつり見られたし、ちょっとだけおめかしして夜のお出かけもできたし、母子共に大満足な夜でした。

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おまけ:

昨年末に作ったジャンパースカート、当時は丈が長過ぎたかな~と思っていましたが、今回着せたらツンツルテンで大ショック!ひ、膝下??スパッツ履かせて何とか誤魔化しましたケド、子供の服って本当にあっという間に着られなくなっちゃいますね。