アルゼンチン暮らしIROIRO

アルゼンチン在住ライターの日々の想いイロイロ

2017年 年始の想い

明けましておめでとうございます。本年も皆様にとって叶えたい夢に満ちた1年でありますように。拙ブログも、今年こそはもう少し頻度高めに更新していきたいと思っています。と、毎年書いている気がします。

昨年は久しぶりに日本で寒いお正月を厳かに迎えましたが、今年はここアルゼンチンで30度越えの熱帯夜の中、汗だくになりながら、除夜の鐘ではなく爆竹と花火の轟音に包まれて2017年を迎えました。こうも暑いと料理を作る気にもなれず、共に過ごした友人一家のお父さんにASADO(アルゼンチン式バーベキュー)をお願いして、女性陣はみんな楽させてもらいました。

告白すると、今回の年越しは昨年残した多くの課題で頭がいっぱいで、明けてめでたしと言うよりも、どうやって諸々の事に立ち向かって行こうかという少し生真面目で重たい気分で過ごしました。こういう気持ちで新年を迎えるのはもしかすると人生で初めてかもしれず、今の自分が人生の岐路に立たされていることを改めて思い知らされました。

守りに徹するか、攻めに転じるか。現状維持か、新たな冒険に乗り出すか。独り身だったなら迷わず後者を選ぶところですが、これは家庭を持って以来初めて自分が直面するY字路で、しかも妊娠、出産、育児看護と脇目もふらずに突っ走ってきた8年間を経て直面した”私自身の人生”で、ブランクの怖さもあって余計迷っています。

40も過ぎるとそこそこ手に入れてしまった物もあって、そんな”安定”を手放して再び大海原へ飛び出し、未知の世界に向かって漕ぎ出すリスクを敢えて取るというのは難しい選択です。でも、先日縁あってみていただいたタロットの先生に「あなたの人生ナンバーは臆病な冒険者」と言われて深く納得したように、やっぱり怖がりの癖に冒険好きの自分が体の中でうずうずしている気配も感じています。いろんな可能性を視野に入れながら、あまり考え過ぎずに大きなうねりに身を任せてみようかな。

そんな私の今年の目標は、「変化を怖がらない」。先日ある人に言われました、「変化っていいものよ」と。そのシンプルな言い方がすごく新鮮に胸に響いて、ああそうだよなとしみじみ。実家を出た後は横浜2年、東京2年、エルサルバドル、メキシコ、ボリビアそれぞれ2年、、、かつての私は2年以上同じ場所に居られないほど変化の好きな人間だったことを思い出しました。それが今、アルゼンチンR市に9年と言うことは、すごい記録を更新していることになります。

だから二つ目の目標は、「自分が何者だったか思い出す」。歳を重ね、パートナーと人生を共にするようになり、母親になって人生の役割が増えたことで、元々自分がどんな人間だったのかすっかり忘れている部分も沢山あることに気がついたので。私の幸せの中心はムスメで、そこは何があっても1ミリもブレませんが、元来の自分を思い出し、今の年齢・環境の中でどう生きていきたいのかをきちんと考えてみたい。なんて、日々の忙しさに追われて、時間ばかりがどんどん経って、こんな目標が埋もれてしまわないように生活しないと。

そんな迷いと日々のことを徒然なるままにつづっていきますので、どうぞ本年も宜しくお願いします。

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最愛のムスメは、今月20日に7歳になります。