アルゼンチン暮らしIROIRO

アルゼンチン在住ライターの日々の想いイロイロ

お魚の正体

妊娠22週と2日目の本日、3度目のエコーに行ってきました[emoji:e-376]

この3度目のエコーは、通常通っている公立病院ではなく、私立のクリニックで受けることにしました。

それはなぜかと言うと、赤ちゃんの性別が遂に遂に分かるであろう大事なエコーだから[emoji:e-420]

やっぱり公立病院ではあんまりそこら辺のこと(病気以外のこととか)は丁寧に扱ってもらえないとのことで、私立でやることを勧められたのです。

エコー前日から私はかなりのドキドキ状態。

妊娠したと分かった時以来、ダーリンには「男の子が欲しいとか、女の子がいいとか、そういうことは言わないようにしよう[emoji:e-138]それは生まれてくる赤ちゃんへの最低限の礼儀だと僕は思うから」と言われていたこともあり、誰に何を聞かれても、「どちらでもいいの」と答えてきた私。

実際のところ、元気に生まれてきてくれさえすればどちらでもいい、という思いはあったのですが、でも・・・秘かな希望も実はありました[emoji:e-207]

さて、エコー当日。診察台に横になり、モニターを眺めること数分。

あまりにもドクターが黙々と作業するもので、きっと性別が分からないんだわっ!と勝手に青ざめていたのですが[emoji:e-447]「で、あの・・・性別は・・・?」とおずおずと尋ねたところ、「あ、性別?ほぼ100%女の子だねっ!」と意外にも明快な回答が!!

でもでも、女の子って言われた場合は、男の子の”モノ”[emoji:e-440]が見えないだけの場合があって確実じゃないとかいう話も聞いていたし、思わず、「本当に???」と聞き返したところ、ちゃんと女の子にしかない器官を示してくれて、「ほら、これがあるから確実に女の子[emoji:e-278]」と太鼓判を押してくれました。

その瞬間、、、も~~~涙がポロポロこぼれて止まらない状態に!!!

そう、実は私、女の子が欲しいなぁ~~~~~って思っていたんです[emoji:e-231]ダーリンには内緒で。

なぜ女の子が欲しかったか、と考えると・・・。

今まで色々な国で、色々な国籍の友人を持つ中で、大人になってから親子であり親友であるような”母と娘”の素敵な関係を多く目にしてきた影響が大きいかもしれません。

やっぱり女同士、分かりあえること、共有できることが沢山あるんじゃないかな~と思って。

だからもし、これが私にとって唯一の妊娠、唯一の出産になるのであれば、女の子がいいなと。

と同時に、妊娠して以来、とにかく自分が男の子の親になっている姿が想像できなかったんですね~。

他にも、男の子の名前を考えようとしても、全く浮かばないとか。

だから何となくやっぱり女の子の親になるのかな~という予感もありました。

それにやっぱり、我が家にはセドリックという長男もいるし、男の子と女の子でちょうどいいな~とも。

そんな秘めた願いが叶ったこと[emoji:e-266]

そして、今までは小さなお魚みたいに感じていた、お腹の中で懸命に動く命が、一人の小さな女の子だと分かり、急に人の親になることが現実味を帯びた感動と責任からか、診察台の上で溢れはじめた涙はその後も止まらず、道を歩きながらも時々立ち止まっては「ううう~~~」と感激にむせび泣き、[emoji:e-259]その度にダーリンに背中をなでなでしてもらいながら家路へとついたのでした[emoji:e-491]

ムスメちゃんとは、お料理や織物、手作りの楽しさとか、陶芸とか布とかの工芸品の素晴らしさとか、いい映画を沢山見ることの大切さとか、旅をして世界の広さを知ることの魅力とか、色んなことを共有したいなあと今から楽しみ。アルゼンチンの小さな町に留まらないで、ハングリーに世界中を冒険して歩いて欲しいし、いつかどこかで自分の場所とパートナーを見つけてくれたらいいな、なんて、まだまだ早い希望を持ってしまいます[emoji:e-257]

早いけど、母としての私の気持ち、これはきっと一生変わらないと思うのよ、ムスメちゃん、とお腹をなでなでしながら語りかける私なのでした。