アルゼンチン暮らしIROIRO

アルゼンチン在住ライターの日々の想いイロイロ

ムスメの誕生

2010年1月20日水曜日、帝王切開でムスメが産まれました。

体重3580キロ。妊娠39週と2日目のことです。

どこかで予感し続けていた通り、ムスメは遺伝子疾患であるアペール症候群とクルーゾン症候群の合併症を抱えた障害児でした。

私の帝王切開手術もかなり複雑なものとなり、通常45分で終わるところ2時間半の大手術となった結果、大量失血。輸血され病室に戻される直前まで意識を失っていたような状態で、ムスメに実際に会えたのは出産翌日となりました。

ともあれ、出産後5日を経た今、私の回復は順調で、土曜日には退院もできました。懸念されていたムスメの状態も日を追うごとに良くなり、更に連日の検査で障害の具体的な内容も徐々に明らかになりつつあります。

私自身、今日ようやくPCを立ち上げる気持ちになったばかりで、まだこれらの症例についてよく分かっていませんが、アペール症候群については世界で10万人に1人、日本では50万人に1人の確率といわれる珍しい疾患のようです。

今は毎日ムスメに会いに病院へ通わなければならないためとても忙しく、気持ちの整理がつかない部分もあり、ゆっくり記事を書けるのは先のことになりそうですが、私もダーリンもムスメを愛おしく思っていること、そして少しずつこの現実を受け入れつつあることをまずはご報告します。

ムスメが、あんなに不自由な身体でもちゃんと産まれてきてくれたこと。そして今も毎日頑張って生きようとしてくれていることに感謝しつつ。