アルゼンチン暮らしIROIRO

アルゼンチン在住ライターの日々の想いイロイロ

お庭生活

にわかガーデナーのワタクシですが、最近本当に庭仕事にはまっています。あまり時間は取れませんが、朝夕の水遣り時間が一番幸せ。水遣りついでにそれぞれの植物の状態をつぶさに観察しては、新しいつぼみや小さな芽を見つけて感動したり、元気がないわと心配して堆肥をあげたり、害虫を見つけては駆除したりと、自分でもびっくりするぐらいマメマメしく面倒を見ています。

 

先日は芝刈り機の扱い方もマスターし、初の芝刈りに挑戦。これでようやく、頼んでも頼んでも「明日明日」と仕事ののろいダーリンに依存しなくても、お庭の手入れが一人でできると大満足!しかも私、ダーリンより芝刈り上手いじゃないの!!な~んて自画自賛。

 

でもこの「小さな小さな毎日の変化に喜びを感じる」感覚は、実は子育てに通じるものがあると最近気がつきました。植物も命ですもんね、当たり前と言えば当たり前かもしれません。

 

そして庭を通じてご近所さんともすっかり仲良くなりました。我が家のお隣さんはとっても手入れの行き届いたお庭を持っている初老のご婦人なのですが、この方、素晴らしい芳香を放つ色とりどりのお庭のバラをささっと切ってくださったりと、素敵なプレゼントをしてくださいます。

 

今日も玄関先でムスメと遊んでいたところ、壁の向こうから「奥さん?」と声が。私がキッチンの椅子を引っ張り出してきて壁の上に顔を出すと、こんな素敵な贈り物をくださいました。

 

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そう、アジサイ。

う~ん、日本の梅雨が懐かしい。植え替えシーズンになったら苗を下さるそうです。とっても楽しみ♪実はこのご婦人のお庭からは、ゴクラクチョウカという熱帯圏で育つ鳥の形をしたオレンジ色のお花もいただくことになっています。あ~今からわくわくです。早く植える場所を整えなくちゃ。

 

先日も近所を散歩していたところ、これまた素敵なお庭を発見。しかもそのお庭には、私がちょっと前ブエノスアイレスのJardin Botanico(植物園)で惚れたクリビアという南アフリカ産のお花が咲き誇っていたのです。思わずそのお宅の方に声を掛けて話をしてみたところ、シーズンになったら苗をくださると!我が家の場所を伝えると、「ああグロリアさんの家の裏に引っ越して来た方ね」と、この地区のことは何でもご存知な様子で話の早いこと。

 

こうして庭友が増えていく毎日なのでした。それにしても、苗のプレゼントって本当に嬉しいです。以前クラウディアからもらったカラーも、今2輪目の花を咲かせています。だいぶ大きくなって存在感が出てきました。

 

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このレンガの壁は近々メキシカンイエローに塗り替えようと目論んでいるところ。

 

相当せっかちでこらえ性のない私は、以前はお庭も一日でぱぱっと整えたいと思っていて、苗からちまちまと育てるなんて発想は全然ありませんでした。だからクラウディアがカラーをくれると言ってくれた時も、どーんどでっかい状態で持ってきてくれるものと勝手に思い込んでしまい、実際に葉っぱが二つしかない小さな苗を手渡された時には結構がっかりしたものです(ナイショだけど)。

 

でもお庭仕事の醍醐味って、この1ミリずつ整っていく姿を見ること、それを日々育てていくことなんですねぇ。まだこの家に越してきて6ヶ月弱、お庭の手入れを始めて3ヶ月ぐらい?しか経っていませんが、それでも少しずつ植物の種類が増えていって、それぞれが我が家の庭にしっかりと根を下ろして育ち始めてくれて、お庭が個性を見せ始めてくれていて今後が楽しみです。

 

うちのムスメも水遣りが大好き。暑い日には二人してきゃっきゃとずぶ濡れになりながら水遣りしています。

 

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庭先で遊ぶのも大好きなヒト

 

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ママの手仕事も庭先で。何をしているかはまた後日。

 

この夏は家庭用のプール(折りたたんでしまえるタイプ)を購入して庭に設置するぞとダーリンとセドリックは今から興奮気味。個人的には芝生の方が大事なんだけど・・・と思ってしまう私ですが、どうもこの勢いだと阻止できなさそう。どんなことになるのか、また負ってご報告します。