カラーの季節
久しぶりに庭話しを少し・・・。
ただ今、カラーが満開ですっ!!
2年前にもらった1つの小さな苗が今では6株に増えて、その内5株が大輪の花を咲かせています。カラーは花が開いてからだいぶ長いこともつし、小さな蕾もどんどん出てきているので、しばらくの間楽しめそうです。嬉し~~~!!
大きいものは娘の背丈ほどまで成長しました。最近庭の水遣りを手伝って付き合ってくれるムスメも、庭に下りるとまずはカラーに向かって一目散。たいてい花の中ではミツバチがせっせせっせと働いていて、どうもそれが面白いらしいです。心配性の母は、「その虫には触らないでぇ~」と毎回言って聞かせていますが、その内ちょっかい出して刺されるかもね~。
古いやかん片手に、さも水遣りをしている風ですが、実はただ靴を濡らしながら遊んでいるだけデス。
最近知ったのですが、どうもこの国ではカラーはお墓を連想させる花のようです。そんなことを50代のアルゼンチン人何人かに言われてびっくりしました。これまでカラーと言えばメキシコ人画家ディエゴ・リベラを連想していた私は、鮮烈なオレンジ色の背景に浮かび上がる白い花をお墓と関連づけたことはありませんでした。
が、確かにカラーは花をつける植物としては珍しく日陰が好きだし、水遣りを頻繁にしなければならない植物でもあります。つまり、薄暗く湿った土地が性に合うということで、もしかすると墓地のイメージにぴったりかもしれません。
まあ、同じアルゼンチン人でも20代の子が言うには「結婚式」のイメージだそうで、世代によって使われ方も変わっているのかも。ちなみに、日本では菊が葬儀やお墓に添える花だと言うと、逆に驚かれます。ところ変われば花も変わるんですね。面白い!
今年の冬、我が家の庭に仲間入りをしたのが、こちらのシクラメン。シクラメンは冬の花で寒さが大好き。夏の間は花をつけず、暑い外気も耐えられないので、室内の涼しい場所に場所を変えてあげなければなりません。
私の母が大好きな花なので実家にも何鉢もありましたが、夏は葉っぱだけになっちゃうし、何がいいんだか若かりしころの私にはちっとも分かりませんでした。でもこの歳になって(笑)よく見ると、しみじみ綺麗な植物です。特にこんな濃い紫がかったピンクなど、庭に置くとものすごく映えます。花びらの一枚一枚も半透明のように見えて神秘的でもあります。
色違いで何鉢か購入したいと思っていましたが、気がついたらそろそろシーズンが終わりそう。お仲間を探しは来年の冬まで待つことにします。
多肉植物の皆さんも元気です。この指のような植物も、ある時を境ににょきにょきと上に伸び始め、何が起こるんだと思ったら、突然こんな可憐な黄色い花を咲かせました!
こちらの薔薇ちっくな方からも、ある日触覚のようなものが伸び始めたと思ったら、ポンと白い花を咲かせました。サボテンはじめ、多肉植物ってどんな風にどんな花を咲かせるか全く予測がつかなくて楽しいです。
軒下の鉢植えたちも冬を乗り越え健在です。パンジーはそろそろ時期が終わるので、昨年採っておいたマリーゴールドの種を蒔こうかな。最近お庭好きのムスメにも、今年の種まきは手伝ってもらお~。
我が家のトレードマークも鮮やかに咲き始めました。こうして見ると、ブーゲンビリアって花の滝のよう。
春がもうそこまでやって来ました。