冬の庭

今日は久しぶりに庭のお話を。

冬の庭はしばらくの間、花も少なく芝も黄色くかなり寂しい感じになっていましたが、最近とっても仲良くしている園芸屋さんから色々と教わって、冬用の芝の種を蒔いてみたところ景色ががらりと変わりました。プールの跡もだいぶ隠れたし、青くふさふさの芝が生えて全体的にみずみずしい印象のお庭になりました。

　　

左が種を蒔く前、右が今。やっぱり全然違います。

ちなみにプール跡地に生え始めた青々とした草を芝生と思い込んで喜んでいたところ、実はセボジンと呼ばれるしつこい雑草だと判明して大ショック。しかもこのセボジン、根っこが2メートルぐらいもあって、ものすごい勢いで広がっていくので抜き去るのは厄介。そこで例の園芸屋さんに飛んで行ったところ、セボジン用の駆除剤を調合してくれました。この駆除剤は他の植物には一切害がなく、シュッシュッと霧吹きで振り掛けるだけでセボジンだけがじわじわと枯れてくれます。ほ～う、と感心している間にすっかりセボジンの姿は消えてなくなりました。

そして冬の間に大きく成長したのが、大好きなカラー。クラウディアからもらった時は葉っぱが2枚しかついていない小さな苗でしたが、今ではすっかり大きくなって、途切れることなく花をつけています。その花も1，2週間の間は綺麗に咲き続けてくれるので、冬の庭がぱっと明るくなります。この最初のカラーから株分けして、今では3株のカラーが元気に育っています。そろそろ4株目も分けられそう。

　　

一番左が最初のカラー、次から順に1番目、2番目に株分けしたカラーです。

小さくてももう花をつけています。

ちなみに、私が庭仕事を始めてから学んだことですが、通常花をつける植物が陽の光を必要とする中（日陰だと花をつけない）、カラーは日陰を好む数少ない花の一つなんだそうです。我が家の庭は壁際にはほとんど日が射さないので、そこに植える花を何にしようかと頭を悩ませていたところ、園芸屋さんからこの話を聞きました。そこで株分けしたものも全て同じ壁沿いに植えたところ、どれもぞくぞくと花を付け始め、おおぉ～～と感動したのでした。

もう一つ、この冬私を大感激させてくれたのが、クリビア（日本名は君子蘭）でした。日本の両親の家で綺麗に花を咲かせた君子蘭が、この地球の裏側の私の庭でも最初の花を咲かせてくれました。ブエノスアイレスの植物園で一目惚れした通り、本当にゴージャスな花で、毎日毎日飽くことなくうっとりと見つめてしまいます。

　　　　　

しかもこの秋、クリビアの脇に植え替えた薄紫色の花を咲かせるらしい蔓系の植物（名前分かりません）が、1年の時を経てようやく最初の花を付け始め、クリビアのオレンジとのコンビネーションがもうえも言われぬ美しさ・・・それぞれの植物にとって最適な場所を探して、秋にはだいぶ色んな花を植え替えていたのですが、こんな色のコントラストになるなんて当初は考えてもいなかっただけに、いざ花を付け始めた植物達にその美しさで私の方が驚かされています。次のカラーはこの紫の花の横に植えようかな～。オレンジ、白、紫の、それはそれは綺麗なコンビネーションになるでしょう。

　　

一番右の写真、蔦が壁を這っているのが見えるでしょうか。

この紫のお花は自力で壁を這ってはくれませんが、レンガの壁に釘を打ち、紐で括り付けていくことで壁に這わせることができそうなので、庭の壁半分ぐらいはこの花で覆いたいなと考えています。もう半分はmadre selvaと呼ばれる強い芳香を放つ白い花で覆いたいと思っていて、今そちらにも徐々に壁を登ってもらっているところ（笑）。この夏にはもう少し形になるかな。

ああ、でもその前に壁に色を塗りたい・・・。完全に植物に覆われてしまったら、もう塗れませんものねぇ。でもなかなか時間が取れない＆予算が足りないっ！！と、こうして日々焦りながらも時が経っているのでした。

おまけ。

冬定番のパンジー、ビオラと、寒さを無事乗り切って徐々に復活し始めた夏の花たち。枯れちゃうかなぁと心配していた鉢植え＆花たち、みんな生き延びています！もうすぐ春だよ～

　　　　

我が家のお嬢さんも園芸屋さんに行くのが大好き。可憐な花たちにそっと触れたりしては喜んでいます。ようやく歩くようにもなったし、ムスメと一緒にお庭仕事もできるようになるかな～。