アルゼンチン暮らしIROIRO

アルゼンチン在住ライターの日々の想いイロイロ

真夏の新年

真夏の南米より、遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。

昨年は拙ブログを応援していただきありがとうございました。今年もどうぞ、南米の4人家族をよろしくお願いします。

日本は寒波で厳しい寒さとか。地球の反対側では連日35度越えの真夏日が続いていて、元旦からプールに通う毎日です。こうして今年も全くお正月らしからぬ三が日を過ごしました。日本の年越し蕎麦とお節を心から懐かしく思いながら!!

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今年は1月2日から川へ行ってきましたが、真夏のビーチは三が日でもイモ洗い状態でした。

実は我が家の目の前にはでっかいカントリースポーツクラブがあり、夏は特に大きなプールで賑わうのですが、今年は私たちも遂に会員登録しました。なにしろ近いので、水着の上にワンピを引っ掛けてそのまま歩いていけるのが嬉しい。クラブの入り口は我が家から1ブロック、出口に至っては我が家の向かいなので、帰路は更に近いという嬉しい立地条件です。

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豊島園のような大型プールにちょっと嬉しい驚き!思い思いに過ごすのんびり空間が気持ちいいクラブです。

クラブの敷地内では誰もが水着姿で、広い芝生のスペースに敷物や折りたたみのリクライニングシートを持ち込み、のんびりとマテ茶を飲んだり、時折プールに入ったりしながら暑さを凌ぎます。子供向け遊具や砂場もあるので、小さな子供達もみんな水着のまま砂の城を作ったり、滑り台やブランコで遊んだりしています。

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こんなお腹じゃビキニはもう着れぬ、と思っていた私ですが、堂々としたお腹をでんと出してしっかりビキニ姿の中高年女性たちを目にし、勇気が出て今年もビキニです(笑)。体型や年齢を一切気にせず、とことんまで心地良さを追求するラ米人はストレスがなさそうで本当に羨ましい。

アルゼンチン式バーベキュー、”アサード”をするスペースにはテーブルとベンチがずらりと並び、特に週末には昼夜ともに家族連れや友達グループで賑わいます。その他、ジェラード屋さんやレストラン、軽食の買えるスナックなどもあり、施設が充実しているのも便利で助かります。

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皆さん、すごい量の肉を持ち込んでバーベキューをしています。さすが牛肉大国アルゼンチン!

真夏は夜の8時を過ぎても空が明るので、のんびりとプールで泳ぎ、夜は水着のままでピザやエンパナダ(アルゼンチンのミートパイ)にビールを頼んで簡単に食事を済ませてから自宅に帰ることもしばしば。ここ最近では手抜き主婦の王道を行っています(笑)。

またこのクラブの良いところは、治安の面で安心なこと。やはり普通の公園だと、人気がない時に行くのがちょっと怖かったりするので、こうしてガードマンがいる管理されたスペースだと子供達と一緒に居ても安心です。なんて、プール初日からビーチサンダルを盗まれたりしたので、ここでもアルゼンチンの洗礼を受けたわけですが。はは、、

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子連れに嬉しい安心感。よく顔を合わせる他の子連れご家族とも交流できて楽しいです。

会員費用が結構かかったので、今年の我が家は夏の旅行なし!いずれにしても、9月末まで長い日本旅行をしたばかりだったので、荷解きが終わった直後の私としてはまた荷造りをする気分でもなく、セドリックも旅行よりでっかいプールがいいと言ったので、満場一致で決まりました。結果的に、ムスメもクラブで顔を合わせる他のお子さんたちと遊ぶ機会が沢山できたし、ダーリンも仕事から帰るとまずプールというパターンに落ち着き、裏庭のごときこのクラブを謳歌できているので、良い選択だったと言えるでしょう。

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さて、2014年最後の月のことを駆け足で振り返ると、セドリックのバレエの発表会がありました。今年の演目ではソロで踊るシーンもあって、踊り手としての成長も垣間見ることができましたが、何よりも目を見張ったのは彼や同じクラスの少女たちの身体的な成長でした。もう子供じゃない、れっきとしたセニョリータに成長した少女たちに囲まれ踊るセドリックもまた、青年への道を歩み始めたひょろりと背の高い美しい少年なのでした。うーん、、、5歳の時から見てきた私としては感慨深いものがあります、、、。

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ムスメの後ろに写っているのがセドリックのお母さん。毎年恒例で必ず一緒に見に行きます。

12月中旬にはムスメのお遊戯会もありました。3年間通った保育園の最後の発表会では”太陽の精”を演じ、舞台袖で付き添いのカロリーナが見守る中、一人でちゃんと他のお友達と輪になって飛んだり跳ねたり回ったりできて母、感涙!!発表会直前、自宅でもしきりに飛んだり回ったりしていたのは、この為だったんですね(笑)。いずれも、以前はできなかった動きばかり。振り付けもちゃんと覚えてタイミング良く動けていたし、ああ、こんなに大きくなっちゃって、、、としみじみ。

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仲良しだったお友達にも本当にありがとうと言いたい。学校がバラバラになっちゃうのが残念だねぇ。

この12月でお世話になった保育園も卒業です。カロリーナには2年間付き添ってもらいましたが、細かいところまで気のつく責任感の強いキレ者の彼女には本当に感謝しています。「ムスメちゃんは、他所で嫌なことがあっても忘れさせてくれるぐらいスイートで愛らしい」と、本当にムスメを可愛がってくれたし、ムスメも厳しく優しいカロリーナを心から慕っていました。お別れはいつも、やっぱりとっても切ない。でも、これまでずっと素敵な人たちに出会えてこれたムスメの強運を信じて、これからも進んでいくしかありません。

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最後の日の記念撮影。もー、私が泣いちゃって泣いちゃって。

3月からはまた別の方に付き添ってもらい、新しい学校へ通うことになりますが、カロリーナと学んだ沢山のことが、ムスメの今後に繋がる自信になっているといいな。お腹の大きいカロリーナの出産予定は4月。健やかな赤ちゃんが生まれますように。

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12月24日のクリスマスイブは、ムスメの保育園の園長先生で、今では私の親友となったナタリアとその子供達と一緒に賑やかに過ごしました。ナタリアの子供達はしたから生後6ヶ月、3歳、8歳、10歳と4人。そこにうちのムスメ4歳とセドリック11歳が加わって、小さな我が家の中を駆け回ること!!誰かが赤ちゃんを踏むんじゃないかと内心ヒヤヒヤしました(笑)。

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こちらは真夏のクリスマスなので、ガスを使うような熱い料理は一切なし。ちなみに、クリスマスにケーキを食べる習慣もなく、代わりにドライフルーツや甘いパンケーキ、トゥロンというピーナッツのお菓子を食べたりします。ヨーロッパ移民が持ち込んだ習慣なのでしょう。

今年は私とナタリアとで冷たいオードブルを幾つかと、デザートにフルーツサラダとアイスクリームを用意し、メインはアサード。ダーリンが庭で炭火焼肉を準備してくれました。とにかく年がら年中アサードばっかり食べているので、何かクリスマスメニューでも、、、と思いましたが、Nの子供達ががっつり肉食でアサード大好きだったし、結局これが一番楽なので、私的には手抜きクリスマスです。はは、、、

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写真左はズッキーニのカルパッチョ。右はゆで卵や赤ピーマン、ハム、オリーブの実が入ったロールサンドと、

パルミートと呼ばれる椰子の木のやわらかい部分にチーズとハムを巻いたもの。

夜の12時になると辺り一面に打ち上げ花火の爆音が轟き、お祭り騒ぎで25日を迎えます。シャンパンやシードルで乾杯して、子供達はそれぞれプレゼントを受け取り、歓声を上げながら包みを破いていました。今年のムスメのプレゼントは、歌を歌いながらあんよもできるお人形のミアちゃん(ちょっと怖い、、、汗)。

ナタリアの3歳児は花火の轟音をよそに爆睡し、ムスメは頑張って起きてこそいましたが、慣れない夜更かしに目を真っ赤にして迎えた今年のクリスマスでした。

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あと10日でお誕生日のヒト。